7.辞書機能とは

①同義語検索を使う

シソーラス辞書(同義語辞書)を用いて検索を行います。1つの検索語に対し、同じ意味でも表記が異なるものをまとめて検索できます。あいまいな語句で検索を行いたい場合に便利です。

 

例)「マップ」と「地図」が同義語として登録されている場合

 


②典拠検索を使う

典拠辞書を用いて検索を行います。1つの検索語に対し、異名同人、表記違い、名称変更などをまとめて検索できます。

 

基本的な操作方法は以下のようになります。

 

典拠検索を行うには、「典拠辞書を参照する」を選択して、検索ボタンを押します。

 


検索結果に含めない典拠データは典拠辞書一覧に表示されている典拠のチェックを外して検索ボタンを押して絞り込みを行ってください。


具体的には、以下のような場合に便利な機能です。

 

●著者名典拠(個人名)

例1) 同一人物だが表記が異なる著者の場合

「加古里子」、「かこさとし」など同一人物だが、表記が違う著者をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

例2) ペンネームがある著者の場合

「北野武」、「ビートたけし」のようにペンネームを使い分けている著者をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

例3) 同名が沢山いる著者の場合

「村上春樹」のように同名の著者が存在する著者をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

●著者名典拠(団体名)

例4) 同一団体だが表記が異なったり、下部組織の場合

「日本童画美術館」、「イルフ童画館」などは同一団体だが、表記が違う団体名や「蕨市」、「蕨市市長公室政策審議室」のような下部組織をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

例5) 団体名に変更があった場合

「熱海美術館」から「MOA美術館」に変更になった団体名をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 

例6) 同名が沢山ある団体の場合

「現代政治学研究会」のように同名の団体が存在する団体をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 

●出版者典拠

例7) 同一出版者だが表記が異なったり、下部組織の場合

「原爆の図丸木美術館」、「丸木美術館」などは同一出版者だが、表記が違う出版者名や「斯文堂」、「斯文堂株式会社出版事業部」のような下部組織をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

例8) 同名が沢山ある出版者の場合

「池田書店」のように同名の出版者が存在する出版者をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

●全集典拠

例9) 表記が複数ある全集の場合

「Night master」、「ナイトmaster」などは同一全集だが、表記が違う全集をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

例10) 同名が沢山ある全集の場合

「日本の歴史」のように同名の全集が存在する全集をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。


 

●シリーズ典拠

例11) 表記が複数あるシリーズの場合

「カッパノベルス」、「カッパ・ノベルズ」などは同一シリーズだが、表記が違うシリーズをキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

例12) 同名が沢山あるシリーズの場合

「大活字本シリーズ」のように同名のシリーズが存在するシリーズをキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

●一般件名典拠

例13) 主標目の場合

「万葉集」、「万葉集-作家」などの細目の存在する件名をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 


 

例14) 類義語が多い件名の場合

「早池峰山」、「東子岳」のように類義語が存在する件名をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。

 

 


 

●学習件名典拠

例15) 類義語が多い件名の場合

「血液」、「白血球」のように類義語が存在する学習件名をキーワードにする場合、典拠辞書を参照すると、次のような結果になります。